遊具設計技術者が両立しなければならない安全面と低コスト

遊具設計安全面と低コスト

遊具には、今まで耐久性等の考慮から鋼材を多く使用してきましたが、夏場は太陽光により熱を持ち、視覚障害者・子供等にはやけどの危険性(ハザード)がありました。

現状では、誰もが安全に遊具を使用できる環境ではないでしょう。

そこで一つの方法として、木材は金属のようには熱を吸収しないため、火傷等の危険性は低くなり、安全性の向上を図ることができます。

しかし、木材の耐久性は金属に比べて劣るので、修繕の回数が多く逆にコストは上がってしまいます。
そこで、再生木材を使用すれば耐久性は上がります。また再生木材の使用により新たな木の伐採が不要となり、自然環境のいじにもつながると共に、木の特徴である暖かい風合いと優しさによる美観も維持することができます。

遊具の全てを再生木材使用とするというのは強度の面から不可能です。一部(手摺等、特に手に触れる箇所)に再生木材を使用することによって安全性の確保と低コストの実現が可能となります。