ネットフレーム構造における遊具設計のポイント 遊具設計の設計段階におけるコストダウン

ネットフレームは構造上、鉛直荷重よりもネットで引っ張られる水平荷重の方が大きくなる。上記のような接合構造であれば、その加重を支えるために接合部分のプレートに強度を増すために厚みを持たせることになり材料費がかさむこととなる。

水平加重に対応するために上記のような支柱側のプレートにリブを設置して、ネットフレームを固定する。水平荷重に対する抵抗を出せる構造になり、プレートを薄くすることができる。現場でも接合作業においても、重力の影響を気にすることなく、ボルトの締め付けが可能となる。

ネットフレームなどの固定がある構造体設計の際には、部分にかかる荷重方向の考慮が重要です。上記の場合ではリブ設置費用よりも、接合部分の材料費の低減や組立の作業効率を向上させることで、製品のトータルコストを削減することが可能となります。